「お金をかけずに、自社と相性の良いインフルエンサーをまず探してみたい」——そんなとき、最初の一歩として使いやすいのがハッシュタグ検索です。InstagramをはじめとするSNSでは、投稿に付けられたハッシュタグをたどることで、特定のジャンルや地域、あるいはPR投稿に積極的な発信者を見つけられます。この記事では、ハッシュタグでインフルエンサーを探すメリットと限界、使えるタグの種類、実際の検索手順、見極めのポイント、そして注意点までを、初めての方にも分かるように順を追って解説します。気になる箇所から読み進めてください。
この記事の目次
ハッシュタグ検索でインフルエンサーを探すメリット
インフルエンサーの探し方には大きく4つの方法があります。SNSのキーワード検索/ハッシュタグ/位置情報/検索ツールの4分類です。このうちハッシュタグ検索は、SNSの標準機能だけで完結し、追加コストなしで始められる点が大きな特徴です。投稿に付けられたタグは、いわば発信者自身が付けた「この投稿は何についてか」というラベルであり、それをたどることで関心領域の近い発信者へ効率的にたどり着けます。まずは、ハッシュタグ検索ならではのメリットを整理しておきましょう。
無料で始められる
SNSの標準機能だけで完結し、ツール契約や予算確保が不要。検討初期や小規模施策の入口として手軽に試せる。
関心領域で絞れる
ジャンルや話題ごとのタグをたどることで、自社の商材と関心が近い発信者に出会いやすい。
PRに積極的な人を探せる
#PR などの案件系タグから、企業案件の経験がある発信者を見つけやすい。依頼のハードルが下がる。
地域や属性で探せる
地名タグや属性タグを組み合わせることで、商圏やターゲット層に合う発信者を絞り込める。
コストをかけずに候補を集められる
ハッシュタグ検索の最大の利点は、追加コストがかからないことです。有料の検索ツールや代行サービスを使わなくても、SNSのアプリさえあれば誰でもすぐに始められます。PR担当を任されたばかりで予算がまだ確保できていない、あるいは年に数回の単発施策で大きな投資をしたくない——そうした場面では、まずハッシュタグ検索で「どんな発信者がいるのか」を把握するところから始めるのが現実的です。費用をかけずに候補の母集団をつくれるため、本格的にツール導入を検討する前の下調べとしても役立ちます。
また、ハッシュタグはSNSの内部でリアルタイムに更新され続けています。最近そのジャンルで活発に投稿している発信者ほど検索結果の上位や新着に現れやすいため、「いま動いている人」を見つけやすいという側面もあります。長く更新が止まっているアカウントを避け、現在進行形で発信している候補に出会いやすいのは、手作業ならではの利点といえます。
商材やジャンルとの相性を確かめやすい
ハッシュタグをたどると、その発信者が普段どんなテーマで、どんなトーンの投稿をしているかを直接見られます。フォロワー数といった数字だけでは分からない世界観やフォロワーとの距離感を、自分の目で確かめられるのは大きなメリットです。たとえば同じ「コスメ」ジャンルでも、プチプラ中心なのかデパコス中心なのか、写真重視なのか動画でレビューするのかは発信者によって大きく異なります。自社の商材やブランドのトーンと合うかどうかを、投稿そのものを見ながら判断できるのです。
そもそものインフルエンサーの探し方(SNSキーワード検索・ハッシュタグ・位置情報・検索ツールの4つ)を体系的に知りたい方は、記事①「インフルエンサーの探し方4つの方法」もあわせてご覧ください。本記事は、その2つ目「ハッシュタグ」を深掘りする内容です。
一方で、ハッシュタグ検索は万能ではありません。フォロワーの属性やエンゲージメント率(反応率)といった数値が一覧で見えない、表記ゆれや無関係な投稿が混ざる、偽アカウントを判別しにくい、といった限界もあります。これらの注意点は第5章で詳しく扱い、検索ツールとの併用で補う方法を第6章で解説します。まずは「無料で・関心領域で・自分の目で確かめながら候補を集められる」のがハッシュタグ検索の基本的な価値だと押さえておきましょう。
使えるハッシュタグの種類
ハッシュタグでインフルエンサーを探すうえで、まず知っておきたいのが「どんなタグを使うか」です。やみくもに検索するのではなく、目的に応じてタグの種類を使い分けると、候補に効率よくたどり着けます。ここでは代表的な3つの系統——ジャンル系・案件系・地域系——を紹介します。実際の検索では、これらを組み合わせて使うのが効果的です。
ジャンル系タグ
商材のカテゴリやテーマを表すタグ。例:#コスメ #おうちカフェ #ガジェット #ママコーデ など。関心領域から候補を広く集めたいときの起点になる。
案件系タグ
PR・タイアップ投稿に付けられるタグ。例:#PR #提供 #タイアップ #ad など。企業案件の経験がある発信者を探すのに向く。
地域系タグ
地名やエリアを表すタグ。例:#新宿カフェ #大阪グルメ #福岡ママ など。商圏や対象エリアに合う発信者を絞り込める。
ジャンル系タグ|関心領域から広く集める
ジャンル系タグは、自社の商材が属するカテゴリやテーマを表すハッシュタグです。コスメなら#コスメや#スキンケア、飲食なら#おうちカフェや#手作りお菓子、ガジェットなら#ガジェット好きと繋がりたいといったタグが該当します。まずはこの系統で検索し、関心領域の近い発信者を広く集めるのが基本の流れです。
ポイントは、大きいタグと小さいタグを使い分けることです。#コスメのように投稿数が非常に多いタグは候補の母集団が大きい反面、無関係な投稿や一般ユーザーの投稿も多く混ざります。一方、#プチプラコスメ購入品のように具体的で投稿数が中程度のタグは、テーマが絞られている分、相性の良い発信者にたどり着きやすくなります。両方を行き来しながら、ちょうどよい粒度のタグを見つけていきましょう。
案件系タグ|#PR からPR経験者を探す
案件系タグは、企業からの依頼で投稿されたPR・タイアップ投稿に付けられるハッシュタグです。代表的なのが#PRで、ほかに#提供・#タイアップ・#ad・#sponsoredなどがあります。これらのタグを付けて投稿している発信者は、すでに企業案件を経験している可能性が高く、依頼のやり取りや投稿の作り方に慣れていることが期待できます。初めて依頼する側にとっては、進め方の相談がしやすい相手を見つけやすいというメリットがあります。
ここで重要なのが、ステマ規制との関係です。2023年10月に施行されたステマ規制(景品表示法に基づく)では、広告であることを隠した投稿(ステルスマーケティング)が不当表示として規制対象になりました。これにより、企業案件の投稿には「#PR」など広告であることを明示する表記が求められます。つまり#PRは、発信者が広告表示のルールを理解して運用しているかを見極める手がかりにもなります。逆に、明らかに案件と思われる投稿に広告明示がない発信者は、依頼時にルールの共有が必要になる点を意識しておきましょう。
案件系タグを使った投稿は、その発信者が企業案件に慣れているサインであると同時に、広告であることをきちんと明示する運用ができているかの目安にもなります。ステマ規制の詳しい内容と、依頼時に取り決めるべき表記については記事⑨「ステマ規制とインフルエンサーマーケティング」で解説しています。
地域系タグ|商圏・エリアで絞り込む
地域系タグは、地名やエリアを表すハッシュタグです。実店舗を持つビジネスや、特定の地域でのプロモーションを考えている場合に特に有効です。#新宿カフェ・#大阪グルメ・#福岡ママのように、地名とジャンルを組み合わせたタグを使うと、商圏に近い発信者を効率よく絞り込めます。来店を促したい飲食店や、地域限定のサービスを展開する企業にとっては、フォロワーの居住エリアが商圏と重なる発信者ほど効果が出やすいためです。
なお、地域で探す方法としては、ハッシュタグのほかに位置情報(スポットタグ)を使う手もあります。位置情報は投稿に紐づいた実際の場所を示すため、特定の店舗や施設を訪れた発信者を見つけるのに向いています。ハッシュタグと位置情報は補い合う関係にあり、両方を使うと地域の候補をより広くカバーできます。位置情報を含むInstagram全般の探し方は記事②「Instagramでインフルエンサーを探す方法」で詳しく解説しています。
3系統のハッシュタグ早見表
ここまでの3系統を、特徴・具体例・向いている目的の観点で一覧に整理しました。実際の検索では「ジャンル系で広く集める→案件系で経験を確認→地域系で商圏を絞る」のように、組み合わせて使うのがおすすめです。
| 種類 | タグの例 | 役割・特徴 | 向いている目的 |
|---|---|---|---|
| ジャンル系 | #コスメ #おうちカフェ #ガジェット #ママコーデ |
商材のカテゴリやテーマを表す。関心領域の近い発信者を広く集める起点になる。大小のタグの使い分けが鍵。 | まず候補を広く集めたい/自社ジャンルの発信者を把握したい |
| 案件系 | #PR #提供 #タイアップ #ad |
PR・タイアップ投稿に付くタグ。企業案件の経験者を探せる。広告明示の運用状況を見る手がかりにもなる。 | PR経験のある人に依頼したい/進め方の相談をしやすい相手を探したい |
| 地域系 | #新宿カフェ #大阪グルメ #福岡ママ |
地名やエリアを表す。商圏に近い発信者を絞り込める。位置情報と併用すると地域をより広くカバーできる。 | 実店舗の集客/地域限定の施策/商圏ターゲットに届けたい |
ハッシュタグの投稿数や使われ方はSNSのトレンドによって変化します。上の例は一般的なものであり、実際に有効なタグはジャンルや時期によって異なります。検索しながら、自社のテーマに合うタグを見つけていくことが大切です。
ハッシュタグ探しと並行して、まとめて候補を見る
「インフルエンサーサーチ」は、Instagramのインフルエンサーを無料で検索できるツールです。ジャンルや条件を入れるだけで候補をまとめて確認でき、ハッシュタグ検索の手間を減らせます。
無料でインフルエンサーを検索する →具体的な検索手順
使えるタグの種類が分かったら、いよいよ実際に検索してみましょう。ここでは、ハッシュタグからインフルエンサー候補を見つけるまでの流れを、順を追って解説します。基本はInstagramを想定していますが、考え方はほかのSNSでも応用できます。一度に完璧を目指さず、検索→確認→絞り込みを繰り返すのがコツです。
- STEP1|目的とターゲットを言語化する まず「誰に・何を・どう知ってもらいたいか」を整理します。商材のジャンル、ターゲットの年齢層や性別、対象エリア、想定する発信者の規模(後述の5分類)などを書き出しておくと、どのタグで検索すべきかが明確になります。出発点を固めておくほど、後の候補選びがぶれません。
- STEP2|起点となるタグを決めて検索する 整理した目的をもとに、まずはジャンル系タグで検索します。SNSの検索窓にタグを入力し、関連する投稿の一覧を表示します。投稿数が多すぎる場合は、より具体的なタグに切り替えると、テーマの合う発信者にたどり着きやすくなります。
- STEP3|関連タグ・案件系タグへ広げる 検索結果に表示される関連ハッシュタグや、目に留まった投稿に付いている他のタグをたどって、検索範囲を広げます。ここで#PRなどの案件系タグを掛け合わせると、PR経験のある発信者を見つけやすくなります。地域施策なら地域系タグも加えます。
- STEP4|気になる発信者のプロフィールを確認する 候補が見つかったら、その人のプロフィールと過去の投稿を確認します。発信ジャンルが一貫しているか、自社の商材やトーンと合うか、フォロワーとどんなやり取りをしているかを見ます。投稿の世界観がブランドに合うかどうかは、ここでしっかり判断します。
- STEP5|候補をリスト化して比較する 有望な発信者は、アカウント名・URL・ジャンル・気づいた点などをメモしてリスト化します。表計算ソフトなどにまとめておくと、後で複数の候補を見比べやすくなります。次章のチェックポイントを使って、候補を絞り込んでいきましょう。
検索のコツ|タグを掛け合わせる・新着と人気を両方見る
ハッシュタグ検索を効率化するコツがいくつかあります。第一に、タグの掛け合わせです。1つのタグだけで探すより、「ジャンル系×案件系」「ジャンル系×地域系」のように複数の系統を意識して関連投稿をたどると、条件に合う候補に早く近づけます。第二に、検索結果の「人気投稿」と「最近の投稿(新着)」の両方を見ることです。人気投稿には反応の多い発信者が、新着には今まさに活発な発信者が現れやすく、両方を確認すると見落としが減ります。
第三に、発信者の規模を意識して候補を分けることです。インフルエンサーはフォロワー数によってナノ/マイクロ/ミドル/マクロ/メガの5分類で語られます。下のピラミッドは、上ほどフォロワー数が多く人数が少ない、という関係を示したものです。施策の目的によって狙う層が変わるため、検索段階から「どの層を中心に集めるか」を意識すると、候補リストが整理しやすくなります。
ハッシュタグ検索は、とくにナノ・マイクロ層の発見と相性が良い方法です。これらの層は、特定ジャンルで熱量の高い投稿をしていることが多く、ジャンル系タグをたどることで見つけやすいためです。費用対効果を重視した小規模施策を考えているなら、ハッシュタグ検索でマイクロ層を探す進め方が有効です。マイクロインフルエンサーの特徴や活用法は記事③「マイクロインフルエンサーの活用法」で詳しく解説しています。
チェックすべきポイント
ハッシュタグで候補を見つけたら、次は「本当に依頼して良い相手か」を見極める段階です。フォロワー数の多さだけで判断すると、ミスマッチや期待外れにつながりかねません。ここでは、候補のプロフィールと投稿を確認するときに見るべき4つのポイントを整理します。手作業で確認できる範囲ではありますが、丁寧に見ることが施策の成否を左右します。
- ①投稿の質とジャンルの一貫性 写真や文章のクオリティ、投稿のテーマが一貫しているかを見ます。ジャンルがばらついている発信者より、特定の領域で発信し続けている人のほうが、フォロワーの関心と商材がかみ合いやすくなります。投稿の世界観が自社ブランドのトーンと合うかも重要な判断基準です。
- ②エンゲージメント(反応)の傾向 いいねやコメントの数が、フォロワー数に対して自然な範囲かを確認します。フォロワーが多くてもコメントがほとんど付かない場合、フォロワーとの関係が薄い可能性があります。コメント欄で発信者とフォロワーがやり取りしているかも、関係の深さを見る手がかりです。
- ③PR・タイアップの実績 過去に#PRなどの案件投稿があるかを確認します。実績があれば依頼の進め方に慣れていることが期待でき、その投稿に対するフォロワーの反応から「PR投稿でも反応が落ちにくいか」を見ることもできます。広告明示が適切に行われているかもチェックしましょう。
- ④フォロワーの実在性(偽フォロワーの兆候) フォロワー数に対してエンゲージメントが極端に低い、短期間で不自然にフォロワーが急増している、コメントが定型文や無関係なものばかり——こうした兆候は偽フォロワーの可能性を示します。数字を鵜呑みにせず、反応の中身まで見ることが大切です。
エンゲージメント率は「数」より「中身」も見る
候補を比較するうえで、エンゲージメント率は重要な指標です。エンゲージメント率は、ごく簡単にいえば「投稿への反応(いいね・コメントなど)がフォロワー数に対してどれくらいあるか」を示すものです。フォロワー数が多くてもエンゲージメント率が低ければ、投稿が十分に届いていない、あるいはフォロワーとの関係が薄いと考えられます。逆に、フォロワー数は控えめでもエンゲージメント率が高い発信者は、フォロワーとの結びつきが強く、PRの効果が出やすい傾向があります。
ただし、ハッシュタグ検索だけでは、エンゲージメント率を正確に算出するのは手間がかかります。表示されるいいね・コメント数から手計算することはできますが、候補が増えるほど現実的ではなくなります。エンゲージメント率の考え方や目安、計算の仕方については記事⑧「エンゲージメント率とは」で詳しく解説しています。数値で候補を比較したい場合は、後述の検索ツールとの併用が効率的です。
チェックは「①質・一貫性 →②反応の傾向 →③PR実績 →④フォロワーの実在性」の順で見ると整理しやすくなります。まず投稿そのものを見て相性を判断し、次に反応と実績を確認し、最後に数字の不自然さがないかをチェックする流れです。
ハッシュタグ検索の注意点
ハッシュタグ検索は手軽で便利な反面、いくつかの限界や落とし穴があります。これらを知らずに進めると、候補選びを誤ったり、思わぬ手間がかかったりすることがあります。ここでは特に注意したい3つのポイントを整理します。メリットと限界の両方を理解したうえで、必要に応じて検索ツールと併用するのが賢い進め方です。
ハッシュタグ検索では、フォロワーの年齢・性別といった属性や、エンゲージメント率などの数値が一覧で確認できません。投稿を1つずつ見て手作業で推測することになり、候補が増えるほど比較が難しくなります。「数字で客観的に比べたい」という用途には、手作業のハッシュタグ検索は不向きな面があります。
フォロワー数を不自然に水増しした偽フォロワーを抱えるアカウントや、実態の乏しいアカウントが混ざることがあります。ハッシュタグ検索ではフォロワーの内訳が見えないため、表面的な数字だけで判断すると、実際には届いていない相手に依頼してしまうリスクがあります。エンゲージメントの不自然さなど、前章のチェックポイントで兆候を見抜く意識が必要です。
同じテーマでもタグの表記が複数あったり(表記ゆれ)、人気タグに無関係な投稿が大量に混ざったりして、目的の発信者に行き着くまで手間がかかることがあります。また、依頼に進む際はステマ規制への配慮が欠かせません。広告であることを隠した投稿は景品表示法上の不当表示にあたるため、依頼時には「#PR」など広告であることの明示を必ず取り決めてください。
これらの注意点は、ハッシュタグ検索が「悪い方法」だという意味ではありません。無料で・関心領域から・自分の目で候補を集めるという強みは、ほかの方法にはない価値です。重要なのは、その強みを活かしつつ、数値の比較や属性の確認といった苦手な部分を別の手段で補うことです。次章では、検索ツールと併用することで、これらの限界をどう埋められるかを解説します。
検索ツールとの併用で効率化する
ここまで見てきたように、ハッシュタグ検索は「無料で・関心領域から候補を集める」のが得意で、「数値で比較する・属性を確認する・偽フォロワーを見抜く」のがやや苦手です。この苦手な部分をカバーしてくれるのがインフルエンサー検索ツールです。両者は対立するものではなく、補い合う関係にあります。手作業のハッシュタグ検索とツールを組み合わせることで、効率と精度の両立が図れます。
手作業とツール、それぞれの得意・不得意
まずは、手作業のハッシュタグ検索と検索ツールが、それぞれどんな場面で力を発揮するのかを整理しておきましょう。両方の特性を理解すると、どう使い分ければよいかが見えてきます。
ハッシュタグ検索(手作業)が得意なこと
- コストをかけずにすぐ始められる
- 関心領域・地域から候補を発見できる
- 投稿の世界観やトーンを自分の目で確認できる
- 今まさに活発な発信者を見つけやすい
手作業では補いにくいこと
- フォロワー属性・エンゲージメント率の一覧比較
- 偽フォロワーなど数字の不自然さの検知
- 候補が増えたときの管理・比較の効率
- 表記ゆれや無関係な投稿の選別の手間
右側の「補いにくいこと」は、まさに検索ツールが得意とする領域です。ツールを使えば、ジャンルやフォロワー数などの条件で候補をまとめて抽出でき、エンゲージメントなどの指標も確認しやすくなります。ハッシュタグ検索で見つけた候補を、ツールで数値面から裏づける——この二段構えが、手軽さと客観性を両立する現実的な進め方です。
併用の進め方|広く集めて、数値で絞る
具体的な併用の流れはシンプルです。ハッシュタグ検索で候補の母集団を広げ、検索ツールで数値を確認して最終候補に絞る、という二段構えが基本になります。次の3ステップを意識すると、手作業とツールの強みをそれぞれ活かせます。
- ハッシュタグで広く集めるジャンル系・案件系・地域系のタグをたどり、相性の良さそうな発信者をリストアップします。ここでは数より「テーマが合うか」を重視して幅広く集めます。
- 検索ツールで数値を確認する集めた候補を検索ツールで確認し、フォロワー数やエンゲージメントなどの指標を見ます。手作業では見えにくかった客観的なデータで、候補の実力を裏づけます。
- 相性と数値の両面で最終決定する投稿の世界観(手作業で確認した相性)と数値(ツールで確認した客観性)の両面から、依頼する相手を絞り込みます。依頼時はPR表記の取り決めを忘れずに。
ハッシュタグ検索だけでも、検索ツールだけでも、それぞれに見落としは生まれます。相性は人の目で、客観性は数字で——この二つを掛け合わせることで、ミスマッチの少ない候補選びに近づきます。どんなツールがあり、どう選べばよいかは記事④「インフルエンサー検索ツール比較」で、無料・有料を横断して整理しています。
なお、ハッシュタグはInstagramでの探し方の一部にすぎません。Instagramにはキーワード検索や位置情報といった探し方もあり、それらを組み合わせることで候補の発見力はさらに高まります。Instagram全般での探し方を体系的に知りたい方は記事②「Instagramでインフルエンサーを探す方法」をあわせてご覧ください。ハッシュタグ・キーワード・位置情報・検索ツールをうまく使い分けることが、効率的な候補探しの近道です。
ハッシュタグ検索の「数値が見えない」を補う
「インフルエンサーサーチ」なら、登録不要・無料で、Instagramのインフルエンサー候補を条件から検索できます。ハッシュタグで集めた候補の確認にもご活用ください。
無料でインフルエンサーを検索する →よくある質問
ハッシュタグでインフルエンサーを探すのに費用はかかりますか?
どんなハッシュタグで探せばよいですか?
#PR で探すと何が分かりますか?
ハッシュタグ検索の注意点は何ですか?
ハッシュタグ検索と検索ツールはどちらを使うべきですか?
まとめ:無料で広く集め、数値で裏づける
- ハッシュタグ検索は無料で・関心領域から・自分の目で候補を集められる、探し方4分類のひとつ。
- 使えるタグはジャンル系・案件系(#PR等)・地域系の3系統。組み合わせて使うと効率的。
- 候補は投稿の質・反応の傾向・PR実績・フォロワーの実在性の4点で見極める。
- 注意点は数値が見えにくい・偽アカウントを判別しにくい・表記ゆれ。ステマ規制への配慮も必須。
- 苦手な数値比較は検索ツールとの併用で補い、「相性は人の目、客観性は数字で」を意識する。