Cost Per Engagement(コスト・パー・エンゲージメント)の略で、いいね・コメント・保存・シェアなどのエンゲージメント1件を獲得するのにかかった費用を示す指標。「施策費用÷エンゲージメント総数」で算出される。
表示回数ベースのCPMが「どれだけ安く見せられたか」を測るのに対し、CPEは「どれだけ安く反応を得られたか」を測る。インフルエンサーマーケティングではフォロワーの熱量や投稿の質が成果を左右するため、露出効率よりもCPEのほうが施策の実質的な効率を捉えやすいとされ、複数インフルエンサーの比較評価に広く使われる。
実務では、フォロワー単価(2〜4円/人)で見ると割高に見えるナノ・マイクロインフルエンサーが、エンゲージメント率の高さ(当サイト調査でナノ層中央値2.94%)により、CPEでは大規模アカウントを上回る効率を示すことも珍しくない。目的が認知ならCPM、共感・態度変容ならCPEと、KPIに応じて使い分けたい。
実務での使い方
1件のエンゲージメント(いいね・コメントなど)を獲得するのにかかった費用です。報酬 ÷ エンゲージメント数で計算します。
この指標の価値は、規模の違う候補者を同じ土俵で比べられる点にあります。たとえば「フォロワー10万人・ER0.8%・報酬30万円」なら想定エンゲージメントは800件でCPEは375円。「フォロワー3万人・ER3.0%・報酬12万円」なら900件でCPEは133円です。報酬額だけ見れば前者のほうが立派に見えますが、反応の効率は後者が3倍近く良いことになります。
起用前は想定値、起用後は実績値で計算し、次回の候補者選定に反映していくのが実務での使い方です。
よくある誤解
CPEが低ければ良いとは限りません。認知拡大が目的なら、反応の効率より到達人数(リーチ)のほうが重要になる場面があります。目的が購買や指名検索ならCPEを重視し、短期の認知獲得ならリーチ単価を見る、と使い分けてください。