インフルエンサーへのタイアップ投稿報酬を、フォロワー数を基準に算定する際の1フォロワーあたりの単価。日本のInstagramタイアップでは1フォロワーあたり2〜4円が相場の目安とされ、例えばフォロワー5万人のアカウントなら1投稿10万〜20万円程度が想定ラインとなる。
単価は一律ではなく、投稿フォーマット(リール動画は静止画より高め)、ジャンルの専門性(美容・金融など広告需要の高い領域は高め)、エンゲージメント率の高さ、事務所所属の有無(マージンが上乗せされる)などによって変動する。実績が豊富な人気インフルエンサーでは、4円を超えることも珍しくない。
発注側の注意点として、フォロワー数ベースの算定はフェイクフォロワーによる水増しの影響を受けやすい。フォロワー単価はあくまで概算の出発点とし、エンゲージメント率や過去のタイアップ実績を加味して適正価格を判断することが望ましい。見積書の単価根拠を確認する際の共通言語としても機能する。
実務での使い方
報酬額の当たりをつけるときの出発点になる考え方です。Instagramのフィード投稿1本であればフォロワー単価2〜4円が一般的な水準で、フォロワー3万人なら6〜12万円が目安になります。
ただし実際の見積りでは、投稿形式(リールは1.3倍前後、ストーリーズのみは0.6倍前後)、二次利用の有無(報酬の30〜100%)、撮影の手間、起用実績の多さで大きく動きます。美容・コスメは依頼が集中するため高め、生活系や趣味系は落ち着いた水準になる傾向があります。
実務では「単価×フォロワー数」で出した金額をそのまま提示するのではなく、交渉の起点として持っておき、投稿本数や期間とセットで条件を組み立てるのが普通です。
よくある誤解
フォロワー単価だけで比較すると判断を誤ります。フォロワー10万人で単価2円のアカウントと、3万人で単価4円のアカウントでは前者のほうが安く見えますが、実際に反応する人数はエンゲージメント率次第です。「1エンゲージメントあたりいくらか(CPE)」に置き換えて比べると、判断がぶれません。