投稿や広告を1回以上見たユニークユーザー(アカウント)の数を示す指標。同じユーザーが同じ投稿を何度見ても1とカウントされる点で、表示回数の合計であるインプレッションと区別される。「どれだけ多くの人に届いたか」を測る、認知系施策の基本指標である。
Instagramではインサイト(分析機能)からリーチ数を確認でき、フォロワー内/フォロワー外の内訳も把握できる。フォロワー外リーチの比率が高い投稿は、発見タブやリール経由で新規ユーザーに届いていることを意味し、アカウント成長の手がかりになる。
インフルエンサー施策では、フォロワー数はあくまで見込みの母数であり、実際に届いた人数はリーチで評価するのが正確である。タイアップ投稿の実施後は、インフルエンサーからインサイト画面の共有を受けてリーチ実績を確認し、レポートに反映するのが実務上の標準的な流れとなっている。リーチ単価(費用÷リーチ数)を算出すれば、施策間の比較もしやすくなる。
実務での使い方
投稿を見た実人数です。認知拡大が目的の施策では最重要の指標になります。
注意したいのは、フォロワー数=リーチではないことです。Instagramのアルゴリズムはフォロワー全員に投稿を届けるわけではなく、フォロワーに対するリーチ率は10〜30%程度になることが多いのが実情です。一方でリールや発見タブ経由でフォロワー外に届けば、フォロワー数を超えるリーチが出ることもあります。
見積り段階では「フォロワー数×20%前後」を保守的な目安として置き、実績が出たら実際のリーチ率で更新していくのが実務的です。
よくある誤解
「フォロワー10万人だから10万人に届く」という前提で予算を組むと、想定の2〜3割しか届かず計画が崩れます。提案を受けるときは、フォロワー数ではなく過去の投稿の実リーチを見せてもらうのが確実です。