インフルエンサーが所属し、マネジメントや案件の仲介を行う事業者。「インフルエンサープロダクション」「MCN(マルチチャンネルネットワーク)」とも呼ばれる。所属インフルエンサーのスケジュール管理、案件の窓口対応、契約・請求処理、コンテンツ品質の管理などを担う。
企業側から見ると、事務所経由の依頼には、連絡や契約がスムーズ、PR表記などコンプライアンス面の統制が効きやすい、トラブル時に組織として対応してもらえる、といったメリットがある。一方で報酬にはマージンが上乗せされるため、同じインフルエンサーでも直接依頼より費用は高くなるのが通常である。
実務では、フォロワー数の大きいインフルエンサーほど事務所所属の比率が高く、メガ級はほぼ事務所経由での交渉となる。ナノ・マイクロ層はフリーの個人も多いため、検索ツールで直接発掘してDMで打診する方法と、事務所・キャスティング会社を使う方法を、予算と工数に応じて使い分けることになる。
実務での使い方
インフルエンサーのマネジメントを行う会社です。案件の獲得・条件交渉・スケジュール管理・トラブル対応などを所属者に代わって行います。
企業から見た利点は、連絡と調整が確実で速いことです。個人へのDMと違い返信が来ないということがなく、契約書のやり取りも整っています。一方で選べるのは所属者の中からだけという制約があります。
自社ジャンルに合う人がその事務所にいるなら事務所へ直接、ジャンルに合う人を横断して探したいならキャスティング会社へ、という使い分けが基本です。
よくある誤解
事務所所属=質が高い、とは限りません。所属の有無は営業体制の違いであって、フォロワーとの関係性の強さとは別の話です。所属・個人にかかわらず、エンゲージメント率とフォロワー属性で判断してください。